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「無理ゲーすぎる」。子ども、ほしくないかもと思う人たちのリアル

「今の時代に子どもを育てるのは恐怖」「完璧な親子になんてなれない」

今の時代に子どもを育てるのは恐怖。ママ友やSNSのトラブル、子どもをスマホ漬けにしたくないけど絶つのも無理だろうし、周りは不寛容で、何かあればすぐネットでフルボッコ。かくいう自分も、注意しない親を見てはイライラするし。モンペにはなりたくない。いまの自分の生活に加えてそれらは「無理!!」となってしまう。つまり余裕がない(30代女性 / 派遣社員・契約社員)  

Mitsuo Tamaki / Getty Images

ーーBuzzFeed Japanが8月上旬に実施した「子育ての不安」に関するアンケートには、1113件の回答が寄せられました。

回答者は、20代、30代が8割。子どもがいない人の93%が、子育てに「とても不安がある」「不安がある」と答えました。また、すでに子どもがいる人の84%が「とても不安がある」「不安がある」と回答しました。

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ーーまずは、いま子どもがおらず、「子育てにとても不安がある」という方たちのご意見を紹介します(回答は一部、編集しています)。

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子どもに振り回されそう

職場の先輩たちを見ていると、子どもの具合が悪くなれば早退、もしくは休まなければならない、でもお金がかかるから仕事を辞めるわけにはいかない、といった様子。「子どもに振り回される」のが自分には耐えられなさそう(20代女性 / 会社員)

いまの職場では、出産しても復帰できず辞める人が多い。時短やフレックスがなく、フルタイムでいきなり戻らなければならないのがネック。だが夫の給料だけでは今の生活レベルが維持できないし、育児だけしているとストレスが溜まりそうで怖い。仕事のストレスからか無排卵になってしまい不妊治療中。どうしてこうなってしまったのか、本当に子どもがほしいのか、自問自答しながら病院に通っています(20代女性 / 会社員)

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3組に1組が離婚するといわれるこの時代に、結婚したとしても離婚しないとは限らない。私1人で大学卒業まで子どもを養える収入を得ていない。経済的に余裕がないと精神的にも余裕がなくなるので、子どもに虐待してしまわないか心配(30代女性 / 自営業・フリーランス)

夫の母親のようにはできない

夫は口では育児に協力するというが、家事すら協力してくれない。正社員のフルタイムで働いているが、もし子どもが産まれて育児や家事に疲れたら短時間のパートやアルバイトに変更したいと夫に言ったら、「育児をしてもフルタイムで働いてほしい」と言われた(20代女性 / 会社員)

夫の考える家庭のベースフォーマットは彼自身の実家であり、彼の母親がほぼ1人で家事をこなしていた。夫の話を聞いてみると、子どものことはすべて妻任せという認識だったとわかった。自分の仕事をコントロールする気がない、ともはっきりと言われた。子どもに関わる行事はおろか、保育園の送り迎えも一切期待できない(30代女性 / パート・アルバイト)

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子どもという他人とどう付き合う?

子どもを良い子に育てないと親の責任だと責められる風潮があるので、ちゃんと育てられるか不安。そんな完璧な親子になんてなれる気がしません。かといって開き直れる気もしません。泣き声がうるさいなど心ないことを言われたら凹みそう。ママ友付き合いは自分だけの問題でなく、子どもの関係にも影響しそうで怖い(30代女性 / 無職・求職中)

毒親の母に依存され支配されて苦しんでいるから、自分と同じ思いをする人間を自分で作り出したくない(30代女性 / 会社員)

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子どもという他人とずっと向き合わなければならないのが不安。もう付き合いたくないと思う日が来てしまったらどうしよう(20代女性 / 会社員)

無事に生まれるかわからないし、生まれてからも突然死があるかもしれないし、交通事故や犯罪に巻き込まれて亡くなってしまうかもしれないし、大人になっても過労死などで先にいなくなってしまうかもしれないし、自分の子どもが犯罪者になってしまう可能性もあるかもしれないと考えたら、怖すぎて産めないし子育てできない(30代女性 / 会社員)

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夜泣きで寝られないとか、言うことを聞かなくて手を上げてしまうとか、子どものことばかりになって自分のやりたいことが何一つできなくなった結果、子どもに依存してしまうとか。自分の生き方に自信がないので、子どもをちゃんと立派な人間に育てられるかどうか自信がない(30代女性 / 会社員)

ーーすでに子どもがいる人も不安を抱えています。

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もともと子どもは嫌いで絶対ほしくなかったのに、周りの圧力や出産ラッシュに判断力を失った夫にしつこく食い下がられた。昇進のかかった年度だったが、泣く泣く産休育休を取った。現在産後3カ月、ヒト語の通じない生き物をワンオペで世話するのは苦痛でしかない。仕事はすればお金がもらえて周りからも評価されるが、育児に給料は出ず誰からも評価されない。今からでも育児をやめたいほど苦痛(30代女性 / 会社員)

大学院在学中に妊娠しました。子育てする社員を支える制度がある企業はたくさんありますが、すでに子どもがいる女性を新卒で採用してくれる企業はないでしょう。しかし、もし妊娠していなかったら、28歳で就職してしばらくは仕事に集中せねばならず、出産する時期はずっと先伸ばしになっていたと思います。子どもができたことはうれしいですが、正直不安のほうが上回っています(20代女性 / 学生)

もっと肩の力を抜いて考えるには

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ーーアンケートでは、子育ての不安や不便を解決するためのヒントも募りました。以下のようなツールやサービス、働き方の提案がありました。

  • 3種の神器(ロボット掃除機、食器洗い乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機)
  • 宅配食材、ネットスーパー、レトルト離乳食、冷凍食品
  • 業務管理ツール(Trello、Googleカレンダー)、AI
  • 家事代行サービス
  • ベビーシッター、病児保育・病児シッター
  • 時短勤務、在宅勤務、週休3、4日制


ーーこうしたサービスを気軽に使ったり選んだりできるようにするためには、自分や周りの意識や情報をアップデートする必要もあります。

男性側だけでなく、女性側の◯◯すべきという固定観念を変える必要がある。1歳の子を保育園に預けたり、ファミリーサポートを利用するなんてかわいそう、という考えが染み付いており、自分の価値観との葛藤でした。いろんな夫婦、家族の形の成功事例などを知れる場があるといい(20代女性 / 会社員)

家事育児のアウトソーシングはバリキャリがやるもの、自分でやればタダだからもったいないというイメージが強いが、「母親がダラダラするためにお金を使うことは価値がある」という認識をもっと持つべきだと思う。仕事の付き合いの飲み代が必要経費なら、ダラダラするための費用も必要経費である。日本の母親には余裕がなさすぎる(30代女性 / 会社員)

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母親と父親の飲み会の回数を同じにする。月に1〜2日は母親がいない日を作る。つまり、父親が自分でできることを増やす(30代女性 / 派遣社員・契約社員)

妊娠中の体調や産後の不調、授乳中の脱水や食欲増進などを、全男性がリアルに体感できるシステムと機会がほしい(30代女性 / 会社員)

性教育の内容をアップデートするだけでも、性別や立場に関わらず、子育ての当事者という自覚が高まるのでは(30代女性 / 自営業・フリーランス)

不安の正体を、実は本人も正確にはわかっていない場合もあるのでは。すべてがクリアになってから動くと考えていると、なかなか動けないのではないでしょうか(30代女性 / パート・アルバイト)


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ーーBuzzFeed Japanがいまを切り取るニュース番組「Buzz by BuzzFeed」で配信している動画「子ども、ほしくないかも?〜子育てもアップデートしよう」では、不安の正体について経験をまじえて議論しています。

こちらのリンク先で公開中です。


BuzzFeed Japanは、児童虐待や子どもの権利に関する記事に #ひとごとじゃない のハッシュタグをつけて、継続的に配信しています。


Akiko Kobayashiに連絡する メールアドレス:akiko.kobayashi@buzzfeed.com.

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