娘をやめていいですか? 母が「毒親」だと感じたら、読みたい5冊+チラ見!

    「ほら、ママの言った通りでしょ」。そう言い聞かされて育ち、いつのまにか母の人生を生きてしまう娘たち。「母が重い」と気づいたとき、戦いは始まります。

    NHKのドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」を見ると、なんだか苦しくなってしまう、あなたへ。

    母との関係に違和感を覚えたら、最初に読んでおきたい。

    気が重くなる過程は、コミックエッセイで。

    著者で漫画家の田房永子さんが、BuzzFeed Newsにメッセージを寄せた。

    母からは、何かしらの衝突があるたびに「お前が悪い」「反省しろ」「それがあなたのためなんだ」というメッセージを受け取ってきました。私がどう思っているか、ということを伝えようとしても、その言葉で事態がおさめられる。

    いつも「私が悪いんだ」と「反省」し続け、親からの愛を感謝しなければと思ってました。

    29歳のときに、それまで何も言わなかった父から「お前が悪い」「反省しろ」「それがあなたのためなんだ」という内容の手紙が来ました。

    家族内の構図が「1対1(+傍観者)」ではなく「2対1」だと知ったとき、「これ以上どう反省すればいいんだ?」「本当に私が悪いのか?」「本当に私のためなのか?」と親の言っていることを疑ったのが、気づきのはじまりでした。

    それでもやっぱり、母から逃れるのは難しい。

    母は愛してくれている、私は母を愛している、と思いたくて。

    母の過剰な「愛」が、娘に死を考えさせることもある。

    子どもが死んでも、母は母だった。

    娘は、母にどうしてほしかったのか。田房さんはこう言う。

    母が「この子にはこういう問題がある」と思っていたことは、ほぼすべてが「母自身の問題」だったってこと。「この子の将来はどうなっちゃうんだろう」と不安になって私にいろいろやらせたり反発する私を封じ込めたり「直させよう」とする前に、その不安が自分自身のものだと分かってくれていたらなあ、と思います。

    親の思う、子への心配・不安・憤りなどの感情を伴って現れる「子の問題」はたいていの場合は親自身の問題。だから、子をどうにかしようとする前に、親が自身の心に寄り添うことに取り組むべきだと思います。

    自分が親になった今、ハッキリそう思います。