地震が続いている熊本県で、被災した育児中の母を助けようという動きがある。呼びかけたのは熊本市西区の由来助産院。避難所ではストレスや栄養不足で母乳も止まりがち。幅広い支援を呼びかけている。
由来助産院は、フェイスブックページにメッセージを掲載している。

BuzzFeedは由来助産院に連絡を取り、被災地の母たちが必要としているものが何かを聞いた。現在、必要な支援物資は以下の通りだという。
・水
・食料
・おむつ
・おしりふき
・粉ミルク
・消毒液(哺乳瓶を消毒するため)
・洋服
・薬
「食事をとることができず、母乳の分泌量が低下してしまっているお母さんや、粉ミルクが足りなくなってしまっているお母さんが大勢いる」という。
由来助産院は、Facebookに書いてある通り、近くの避難所などを周り母乳育児中の母へ支援をしているという。だが、道路の状況などで、被害が大きいところまで支援にいくことは現時点では難しい。
「本来ならば被害のある場所を回ってお母さんたちの支援をしたいが西区の被害も大きく他の場所まで行くことができない」
熊本県内には15ヶ所以上の助産院があるが、各助産院が由来助産院のように運営できる状況にあるかは不明だそうだ。「助産師が足りておらず、人的な支援も欲しい」と話している。
