サウジアラビアのメッカをイスラム教徒が訪れる大巡礼「ハッジ」。メッカは今、気温40°Cほどになっており、暑い。そんな中、巡礼者たちが涼しく過ごすために役立つアイテムが登場した。

こちらがその傘。スマートアンブレラ「Kafya」。

こちらの傘には、ナビゲーションシステムと、太陽光発電で稼働する扇風機が付いている。

Kafyaは「サウジアラビアの科学者のKamel Badawiと、人材マネージメントの専門家、Manal Dandisの二人が作った。
「今は商品のテスト期間中です。 プロトタイプを作って、アメリカと湾岸地域で特許を取得し、生産を始めています。今は試作品を作って、使ってもらっている段階です。フィードバックをもらって、最終型に持っていきたいと思っています」と、Dandisは話した。

ハッジの巡礼者たちの反応は、概ね好評だという。 「マスジド・ハラームで、人々は、Kafyaを使っている人たちに『どこで買ったの?そういうのが必要だよ』としきりに聞いていたそうです」

Kafyaのクラウドファンディングのサイトには、こうある。「メッカの夏は猛烈に暑いため、巡礼者たちはハッジで大変な思いをする。熱中症や脱水症状も起こりやすい」
大勢の人がいるため、家族とはぐれる人もいる。Kafyaについているソーラーパネルで蓄積した電気で、スマホを充電することもできる。連絡を取るのにも役立つ。
Solar-powered smart #umbrella now ready for #pilgrims performing #Haj
杖や、夜間のライトとしても使えるそうだ。
暦によると、ハッジはこれから先の数年間、夏の期間になるそうだ。熱波が巡礼者に影響を与えることになる。


来年以降、スマートアンブレラを持って巡礼する人たちの姿が、もっとたくさん見られるかもしれない。