現在配信中の『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加している黄皓(こう こう)さん。視聴者として気になるのは…やっぱり萌子さんのこと。
自分をうまく出せないことに悩みながらも、真っ直ぐに想いを伝える『バチェロレッテ・ジャパン』でのイメージが強かったから、正直まだ心の中に萌子さんがいるのでは…?と疑ってしまいます。
今回はそんな黄皓さんに『バチェロレッテ・ジャパン』を終えた当時の心境や萌子さんへの想い、『バチェラー・ジャパン』での女性との向き合い方についてお話を伺いました。
ーー『バチェロレッテ・ジャパン』から観ている視聴者からすると、どうしても萌子さんがよぎってしまうんですが、黄皓さん自身は『バチェラー・ジャパン』の旅の中で思い出すことはなかったんでしょうか?
それはなかったです。
ーー意外です。
もちろん萌子さんと向き合ったあの期間は自分にとっても大事な経験でした。だけど時間もずいぶん経ったし、そもそも引きずっていたら今回の『バチェラー・ジャパン』に参加していません。
誰かと比べて上とか下とかで人を好きになるわけじゃないし、一個人としてその人と一緒にいたいかどうかで判断していたので。
萌子さんと比較して女性たちのことを考えることは一切ありませんでした。
参加者の方にも「萌子さんがまだ心に残っているんじゃないの?」と聞かれることもありました。
でも、女性たちだって今までいろんな恋愛をしてきて『バチェラー・ジャパン』へ来ているじゃないですか。それと同じことだと思うんですよ。
『バチェロレッテ・ジャパン』ではああいう結果になりましたが、あの場で得た経験をマイナスの感情で抱えたまま進んではいなくて。
もちろん、旅を終えて数ヶ月は引きずってしまうというか…考えてしまう期間はあったんですよ。
ただそれは「萌子さんともう少しでお付き合いできたのにな」という後悔ではなくて、自分自身に対するもので。
ーーそれはどういうことでしょうか?
萌子さんの言う通り、リスクマネジメントをせずにもっと本心でいろんな感情を彼女にぶつけられていたらよかったのにな、とか。自分の行動に対する後悔ですね。
もし旅の後に少しでも引きずっていたとしたら、僕は番組関係なく再アタックしに行っていたと思います。
ーー帰ってきてからはすっぱり想いを断ち切れたと。
僕、運命を信じているわけではないんですが、人生の中で縁ってあると思っていて。
あのタイミングで萌子さんと出会ったこと、旅の中で2人が示した感情、その末に出た結果っていうのはただの事実でしかないと考えています。
起こったことに対して「それはそういうものなんだな」って、割り切れる性格なんです。
ーー『バチェラー・ジャパン』に参加した女性の中に、当時の黄皓さんと重なる方もいそうです。
そうですね。初日で言うと、嘉瀬さんが印象的で。
すごく丁寧に、上品にアプローチしてくれるんですけど、どこか「私をこんなに待たせるって、何事なの?」みたいな、彼女の強さが垣間見えたんですよね。
僕も『バチェロレッテ・ジャパン』には自分にものすごく自信を持って参加していて。萌子さんに対して「なんで僕と喋らないんだ?」 って、思うことがあったから、すごく気持ちがわかるんですよ。
嘉瀬さんの、強気だけど不安みたいな感情が見えた時に、自分と重なるなと思いましたね。
あとは、桑原さん。彼女はとってもクレバーな子ですよね。
押し引きが本当に上手で、なんだか感心してしまいました。
桑原さんは、みんなの前でも堂々と恥ずかしげもなく自分の気持を表現できるんです。その一方で、一歩引いて僕が必ず目を留めるであろう場所に立って誘ってくるところがあったり。すごくこの子は頭がいいんだろうなって印象がありましたね。
旅の後半で言うと、藤原さんがすごく自分と似てるなと感じました。
彼女も多分、リスクマネジメントをするタイプなんですよね。
会話していても、言葉の端々にいつも余白を残しているんです。なので、彼女が発する言葉に対して「嬉しいな」という感情があるのと同時に、毎回どこか掴みきれないところがあって。
自分も萌子さんに対してそういう部分があったんです。その瞬間で出している感情に嘘はないけども、だからといって100%は出していないよ、みたいな。
自分の中で未解決な感情をあえて表現しないコミュニケーションは、僕がそうだったからこそ理解できるなと思いましたね。
ーー『バチェロレッテ・ジャパン』で見せていた顔と『バチェラー・ジャパン』とで、全然違う印象があって。どれが本当の黄皓さんなんでしょうか。
どれも全て本当の自分だし、嘘はないですよ。
ただ、やはり相手に合わせて自分の立ち回りはもちろん意識していました。
『バチェロレッテ・ジャパン』の中では萌子さん主体で動く必要があるなと考えていて。萌子さんと過ごす時間を確保するためには、彼女に興味を持ってもらったり、好きになってもらわなきゃいけないですよね。
だから、自分の役割を常に考えて、彼女に求められているコミュニケーションを自分の引き出しから出していました。
反対に『バチェラー・ジャパン』では、自分が中心に旅が進みます。何十年も一緒に寄り添うパートナーを見つけるわけで、そこに嘘偽りがあったらここに参加した意味がありません。
いろんなことを気にして行動して、いざ旅が終わった後に「全然違うじゃん」と相手に思われるのも怖かった。
今回の旅では誰に気を遣うこともなく、自分の思ったとおりに動いた時に、それでも僕を受け入れてくれる人を見つけたかったから。
印象がガラリと変わるのは、萌子さんと一緒に過ごす時間を得るために必要な部分を出していった『バチェロレッテ・ジャパン』と、僕の全部を知った上で、そばにいてくれる人を探すために自分をさらけ出した今回との違いだと思います。
【番組情報】
Amazon Prime Videoにて独占配信中
話数:全10話
11月25日(木)22時 独占配信中
12月2日(木)22時 第4話-第6話
12月9日(木)22時 第7話-第8話
12月16日(木)22時 第9話-第10話
製作:Amazon
コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited