虫が好きだったため、イジメにあった少女。世界の昆虫学者から支援の声が集まった

    ぜんぜん変じゃないよ!

    こちらはソフィア。7歳半で、昆虫たちが大好きな女の子。

    しかし誰もがソフィアの昆虫たちへの愛情を理解しているわけではない。昆虫好きなソフィアは、学校の他の子供たちからイジメを受けたと、ニコルは言う。

    「同じようなことが続けて起きていたんです」とニコルは語る。「先生たちに、イジメについて訴えるよう、娘を励ましました。帰宅した娘は、先生たちは娘を無視するか、娘が悪口を言われたりからかわれることに対し、何もしなかったと話しました」

    ニコルは、ソフィアに、プロの昆虫採集家になるにはどうしたらよいのか調べることを約束した。そして、カナダ昆虫学会に手紙を送り、ソフィアの良きメンター、またはペンパルになってくれる人はいないか尋ねた。

    A young girl who loves insects is being bullied & needs our support. DM your email & we'll connect you! #BugsR4Girls

    こんにちは。

    私には昆虫の世界について学ぶことが大好きな8歳の娘がいます。彼女は学校で肩に虫を乗っけたりして自慢していると、イジメに合うことがよくあります。

    娘は、昆虫の世界を探っていくことを仕事にできないかと、ここ一年くらい、私に尋ねてきました。私は、もちろんできるよ、と答えました。でも、娘をどうやって励ましたらいいのか、近頃わからなくなっています。

    そこで、プロの昆虫学者の方に直接電話で娘に話をしてもらい、昆虫への想いは、職業につなげられると、勇気づけて欲しいのです。私は昆虫の見分け方についての情報などを常に探していますが、娘の質問に答えるには不十分だと感じています。

    もしどなたか、5分でもいいので娘と直接電話で話をしてくださったり、ペンパルになってくれる方がいらっしゃっるようであれば、心から感謝します。専門家から見て、昆虫が好きな彼女は、おかしくもないし、変でもない(子供たちはこのように彼女をからかうのですが)と伝えて欲しいのです。

    「専門家の人たちに、昆虫が好きでも、別に変わっているわけではないことをソフィアに説明して欲しいんです」とニコルはつづった。

    そして、わずか一日の間に、世界中の多くの昆虫愛好家たちから、ニコルの元に支援の手が差し伸べられた。

    「カナダやアマゾンの熱帯雨林、ベネズエラ、イギリス、アメリカなどで働く人々が、支援をし、励まし、ペンパルになろうと連絡してくれました。いただいた支援の多さを彼女は理解すらできませんが、私にはわかります。本当にありがたいことでした」

    科学者たちがみな、彼女に自身の研究施設を巡るツアーを提供したがっていることを知ったソフィアはベッドに倒れ込んだという。そして「何てこと、これはきっと夢だ」とつぶやいたそうだ。

    新しい年度が始まろうとしている今、ソフィアは虫好きだからといって自分が変人ではないことを理解できるようになっている。そして彼女にはもう、励ましてくれる新しい友達がたくさんいる。

    虫を捕まえ続けてね、ソフィア!

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