俳優の大杉漣さんが死去した。66歳だった。
演技派俳優として、映画やドラマなど多数の作品に出演。幅広い役柄を演じた名バイプレイヤーだ。
所属事務所は「弊社所属の大杉漣が、2018年2月21日午前3時53分に急性心不全で急逝いたしました」と公式サイト上で発表した。
現在放送中のドラマ「バイプレイヤーズ」(テレビ東京系)にも出演中。今日21日21時54分からの第3話は予定通り放送し、第4話、第5話(最終回)の放送については現在検討中という。
テレビ東京宣伝部によると、残り2話はいずれも撮影半ばだという。
大杉さんは日本テレビ系のバラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「ゴチになります!」にもレギュラー出演していた。
日本テレビの広報によれば、明日22日の放送分については「ご家族、所属事務所のご了承をいただき、通常通り放送する予定です」。今後については未定という。
「まだ現実を受け入れられないでいます」
「バイプレイヤーズ」公式サイトには、共演者の遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研の連名で「お悔やみの言葉」が掲載されている。
余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。「バイプレイヤーズ」という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。
しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。
お疲れ様でした。どうか、安らかにお休みください。
番組プロデューサーの言葉
突然の出来事で、まだ現実として受け止めることができません。特に今回のシーズン2では大杉さんには企画の段階から全スタッフキャストのリーダーとして中心的な役割を果たしていただきました。
この作品が最期の作品となってしまったことが本当に残念でなりません。スタッフ一同、心よりお悔やみ申し上げます。