あれっ?! 新幹線の運転手がハンドルの上に足 JR東海が謝罪

    「極めて不適切」

    JR東海は9月8日、東海道新幹線の運転手が運行中に不適切な姿勢で運転していたとして謝罪した。

    酷いもんだよね〜!足を上げて運転してるよ!!新幹線の運転士がこれはアカンだろー!?

    9月6日、Twitterユーザーが「酷いもんだよね〜!足を上げて運転してるよ!!新幹線の運転士がこれはアカンだろー!?」と新幹線の写真をツイート。

    JR東海はBuzzFeed Newsの取材に答え、この投稿が事実であると認めた。

    同社の発表によると、9月6日の午後1時55分頃、東海道新幹線の掛川〜浜松駅間で発生。「こだま653号」の運転士(29歳、男性)が走行中の社内で運転台に足をあげた状態で運転していた。乗客数は約320人だった。

    投稿を見た人やメディアから問い合わせがあり、社内で調査し、事実確認を行ったという。当該社員は自身が不適切な行為をしたことを認めている。

    ハンドルから手を離し、両足を運転台に乗せ上げたこの姿勢は、運行を危険に晒す可能性はないのだろうか。

    同社によると、新幹線の運行はATC(自動列車制御装置)で制御されており、前の車両と近づいたり、区間ごとの制限速度を上回った場合は自動で停止。安全性を直接的に損なうものではないそうだ。

    しかし、システム面で問題はなくとも、運転手は不慮の事態に備える義務がある。教育の場では、万が一のことがあった際にすぐに停止動作に入れるよう、走行中はハンドルを握るよう指導しているという。

    広報部は「運転士としてあってはならない行為であり、極めて不適切」と謝罪。「乗務員に周知するとともに、モラル教育を今後さらに徹底していく」と話している。

    当該運転士には、当分のあいだ運転業務を禁じる処分をとる。