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安倍首相の「聖地」秋葉原で何が起きたのか 最後の演説会で衝突、そして

安倍首相が演説の聖地とする秋葉原。そこでの参院選最後の演説会で何が起きたのか。写真で振り返ります。

参院選の選挙運動最終日、7月20日に開かれた自民党の演説会。安倍晋三首相や麻生太郎副首相がマイクを握り、最後の訴えをした。

自民党は今回、選挙戦において安倍首相の演説日程を積極的にはPRしなかった。

大量の警察官や民間警備員が配置された秋葉原駅西口は、夕方から厳戒態勢だった。

駅前では大量の日の丸が配られ、拍手があがるたびに支持者らが旗を振っていた。

麻生副首相の演説がはじまると、会場から「安倍やめろ」とコールがあがり、支持者と衝突した。

反対派の人たちが警察官に排除されかけ、押し問答を繰り返す場面もあった。

札幌で安倍首相の演説中に「安倍やめろ」とコールした男性が排除されたこともあり、警察官に「なぜ排除するんだ」「表現の自由」などと声をあげる人たちもいた。

「安倍やめろ」コールをあげていたアルバイトの男性(45)は「街頭演説会に来るのは初めて」と話す。

一方、「安倍やめろ」コールに対抗した人たちは「安倍がんばれ」などと声をあげていた。

「演説が聞こえないだろ」という声もあった。「演説が聞きたい」「静かに」という垂れ幕を掲げる人たちも。

会社員の男性(58)は反対派が集まっていた場所から少し離れた所にいたが、雑音で演説が聞こえないと抗議しにきた。

一方、少し離れたところではそうした衝突の声は聞こえず、演説をスマホに収めようとする人たちが多くいた。

歩道橋の上にも多くの支持者たちの姿が。「自民党ばんざい」と叫ぶ男性もいた。

そうした空気とは裏腹に、素通りする人も少なくなかった。

首相らが車に乗り込んで去ると、しばらくして人並みも消えた。

人のいなくなった会場には、日の丸が落ちていた。

現場を撮影した動画はこちら。

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一部、追記しました。

UPDATE

追加の取材や複数の記者の取材メモからわかった事実を含め、記事をアップデートしました。