よく似たデザイン(上下)だが、実は違う雑誌
保守論壇誌『月刊WiLL』を発行するワック社が、月刊WiLLの花田紀凱・前編集長が飛鳥新社に移籍して創刊した雑誌『月刊Hanada』に怒りの声を上げている。
ワックはBuzzFeed Newsの取材に対して、係争中であることを理由にコメントを控えた。
一方、飛鳥新社は月刊Hanadaの花田編集長が電話取材に応対。次のように回答した。
ーー表紙のデザインがWiLLに似ているのは、意図的なもの?
私が生涯で一番好きな雑誌がアメリカのグラフ誌「LIFE」で、この題字が“赤に白抜き”です。私がWiLLを創刊した時に、その題字を赤に白抜きにしたのは、LIFEをオマージュしたもの。また赤枠で囲んだのは、「TIME」へのオマージュでした。
HanadaはWiLLの継承誌です。いろいろな事情で、Hanadaという名前をつけざるを得なくなりましたが、引き続き、表紙だけはLIFEへのオマージュとして赤に白抜きにしました。
WiLLは私が(編集長として)11年間やってきた雑誌です。向こう(現・WiLL編集部)がタイトルや表紙を変えればどうかと言いたい。事情が複雑なのでくわしくは話せないが、このデザインで不都合なことは何らないと思っています。
ーー価格と発売日も同じですね。
WiLLの継承誌だと思っているので、同じようにしました。
ーー表紙のデザインは、WiLL編集時と同じ人が担当しているのでしょうか?
そうです。飛鳥新社に一緒に移籍しました。
(サムネイル画像:飛鳥新社)