月刊WiLL離れた花田紀凱氏が激似のHanada出版「向こうが変えろ」

    大人の事情?

    よく似たデザイン(上下)だが、実は違う雑誌

    【お知らせ】 明日26日発売の『WiLL』6月号の類似商品が一部書店様で販売されるようです。献本をご覧になられた方からも、恥も外聞もない前代未聞の行いに常識を疑う声ばかりです。このような読者を愚弄する行為には厳しく対処いたします。

    保守論壇誌『月刊WiLL』を発行するワック社が、月刊WiLLの花田紀凱・前編集長が飛鳥新社に移籍して創刊した雑誌『月刊Hanada』に怒りの声を上げている。

    【ワック出版局からのお知らせ】 『WiLL』6月号は26日に発売となります。類似雑誌が同日発売されるそうで、中身を確認したところ表紙だけでなく本文のレイアウトまで、似てるではなく同じでした。著作権の意味がお分かりにならないのかと、表現者として驚きばかりです。

    ワックはBuzzFeed Newsの取材に対して、係争中であることを理由にコメントを控えた。

    一方、飛鳥新社は月刊Hanadaの花田編集長が電話取材に応対。次のように回答した。

    ーー表紙のデザインがWiLLに似ているのは、意図的なもの?

    私が生涯で一番好きな雑誌がアメリカのグラフ誌「LIFE」で、この題字が“赤に白抜き”です。私がWiLLを創刊した時に、その題字を赤に白抜きにしたのは、LIFEをオマージュしたもの。また赤枠で囲んだのは、「TIME」へのオマージュでした。

    HanadaはWiLLの継承誌です。いろいろな事情で、Hanadaという名前をつけざるを得なくなりましたが、引き続き、表紙だけはLIFEへのオマージュとして赤に白抜きにしました。

    WiLLは私が(編集長として)11年間やってきた雑誌です。向こう(現・WiLL編集部)がタイトルや表紙を変えればどうかと言いたい。事情が複雑なのでくわしくは話せないが、このデザインで不都合なことは何らないと思っています。

    ーー価格と発売日も同じですね。

    WiLLの継承誌だと思っているので、同じようにしました。

    ーー表紙のデザインは、WiLL編集時と同じ人が担当しているのでしょうか?

    そうです。飛鳥新社に一緒に移籍しました。


    (サムネイル画像:飛鳥新社)