白人女性「アメリカに来て居候するんじゃねえ」広がる不寛容

    問題の動画では、女性が「お前らは自分の国に帰れ!」「アメリカに来て居候するんじゃねえ!」と家族に向かって叫んでいる。

    先週、1人の白人女性が、バージニア州のレストランで食事をしながらスペイン語を話していた家族を侮辱し、パスポートを見せるよう要求するという事件があった。ネットで瞬く間に拡散したこの事件の一連の動画では、レストランで食事をしているだけの家族が、暴言を浴びせられる様子が撮影されている。

    このバージニア州のロベッツビルのレストラン、アンディーズで10月17日に起こった事件の一部は、グアテマラの女性によって撮影された。この女性はTelemundo 44でこの動画をシェアした。女性は、同じように人種差別で苦しんでいる人たちにも声を上げて欲しいと思い、動画を投稿したと話している。

    Telemundo 44

    この動画では、身元は判明していない1人の女性が、レストランで7歳の子供や他の家族と一緒に食事をし、スペイン語を話していた女性に対して暴言を浴びせている。

    動画では、女性は「お前らは自分の国に帰れ!」「アメリカに来て居候するんじゃねえ!」と家族に向かって叫んでいる。

    その後レストランの外に出ても、この女性は叫び続けている。「お前らみたいなのにはウンザリなんだよ!...汚ねえアメリカの居候共が!」

    ラウドン郡の保安官事務所の広報担当者のクレイグ トロクセル氏は、女性が客ともめているという通報を受け、警官がレストランに向かったと話した。

    「問題の女性は、マネージャーにその場を離れるように求められると、その後は問題を起こしませんでした」とトロクセル氏は話している。今回の事件では誰も逮捕されていない。

    そして月曜日にレストランの従業員が、今回の事件については「現在事態を収拾しようとしている」以外に特にコメントは無い、とBuzzFeed Newsに話してくれた。

    しかしレストランのFacebookの投稿では、レストランは家族を侮辱した女性の言動を非難し、もう店には来てほしくないと語っている。

    「この度はありがとうございました。お客様が二度とアンディーズに来るべきではない人物だということが分かり、感謝しています」とレストランはFacebookに書いている。「今後アンディーズにはお越しいただかなくて結構です」


    この記事は英語から翻訳・編集しました。